お魚図鑑
メバチ Thunnus obesus(Lowe) サバ科
英名:Big-eye tuna 地方名:メバチ、バチ、ダルマ(小形魚)
旬 3月
形態
体は紡錘形で、著しく肥大し、全身に鱗を被る。体高はマグロ類中最も高く、頭も眼もマグロ類中最も大きい。胸鰭は長く、その先端は大きな個体では、第2背鰭の始部をわずかに越える程度であるが、小さな個体ではこれが後端に達する。体色は背方が黒青色で、腹方は白く、背鰭は灰色で、その縁辺や先端および副鰭は黄色である。全長2mに達する。
分布・習性
世界の温帯・熱帯海域に分布し、本邦では太平洋に分布するが、日本海には見られない。マグロ類中最も深層に生息するが、夜間は表層近くに現われる。マグロ延縄で漁獲される。刺身や缶詰原料になる。